趣味の一貫みたいなところもあって配色パターンを見るのが好きなんですけど、世の中にはそういった資料集的なものが実はたくさんあるんですよね。
で、創作している者としては色の意味とか、連想するものとか調べたりするととんでもない創作ネタが降ってきたりするのでひたすらに楽しい(真顔)みたいな状態になります。
配色パターンを見るの、良いぞ。
ここからが本題で、先日気になっていた本を買ってみました。
SBクリエイティブさんから発行されている『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインが作れる本』というご本です。
著者は桜井輝子さんで、ずっと気になっていてまだ購入出来ていない『配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]』というご本も手掛けていらっしゃる方です。欲しい。私の心に大変響くご本を作ってくださる…。
本記事では、創作ネタを集められる本が欲しいよ〜〜;;という方に『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインが作れる本』を圧力高めに推していきます!!!
▼『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインが作れる本』
そもそも配色パターンなんて文字書きに必要なんですか??
まず「配色パターン」って何ですか?民へ。
「配色パターン」はねえ、色見本のことですよお〜〜。
すみません、私の語彙が壊滅的すぎて良い感じに説明が出来なかった!!!
デザインの世界で良く見掛けるキーワードですね。色の組み合わせ方のアイディアを教えてくれるもののことを指します。「もの」としたのは様々な媒体になっているからです。
インターネットで「配色パターン」と検索すると、色々なサイトがヒットします。いつもお世話になっています。ありがとうございます。
それから、書籍でも出ています。
色の組み合わせなんて文字書きに必要なんか??って思った??まあ、人に寄るかもしれませんけど、様々な物質には色があるじゃないですか。
色の名前を知らないとさ!困るんだよ!!!肌の色とか、お洋服の色とか、空の色とかさあ!!!いっぱいあるじゃん!?!言葉の中でも名詞を知らないと描写って乏しくなると思うんだよな。どうかな。
例えば「海」を描写しようと思った時。海は青いイメージがあったり、でも近くで見ると透明だったり、底の地面の色だったり、夕焼けの色になったり、波が泡立って白くなったり。おわ〜〜海一つとっても様々な色、様々な顔がある!
なんて思うと、色を知ってれば知ってるほど自分が書く文章に深みが増すし、読み手の人により正確な自分の中のイメージを伝えられることが出来るようにもなる。
なあ、色を知ってるのってめっちゃ大事じゃない???
それから、文字書きも本作ったりする時にさあ、表紙とかすげー悩むんですよ。あれこれやってみて自分のセンスのなさに絶望するんですけど。
でもさ、配色パターンを知ってると、何となーくセンスが良い感じの色をまとめることが出来ます。だって本になってるんだから!!!この色の組み合わせならセンスが良いってことでしょ!!!
自分でイメージ画像とか表紙作ってみるの楽しいよお〜〜。そのうち表紙の作り方講座もやっておきますね。センスについては幾らでも払うから追加ダウンロードコンテンツとして欲しいけど!!!
こんな感じで、文字書きさんも「配色パターン」は知っておくと良いと思うし、何か気に入った一冊を手元に置いて欲しいなあという盛大な前置きでした!!!
『日本の美しい色と言葉』は何がそんなに良いの??
それでは改めて!!!
正しいお名前は『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインが作れる本』です!!!はい!三回唱えて!!!
そう、タイトルからお分かりの通り「日本の美しい色と言葉」が載ってるんです。
「色」だけじゃなくて「言葉」が載ってるんです!!!!!!!
全101項目のテーマと2597もの配色が載っています。テーマだけで101だよ。。一部これは???みたいなのもありますけど、真面目に解説とかされてて読み物としても大変面白い。
個人的な推しポイントをいくつか書いていきますね〜。
装丁がめっちゃ良い(めっちゃ良い)
見て〜〜〜!!このカバー!!!そして帯!!!
カバー何加工されてるんだろう……PP加工というよりはマット加工っぽい。紙見本見ながら分かったら追記しておきます。
そこに薄紫の上質紙で作られた帯ですよ……………カバーのカラフルさにシックな紫を重ねる!!!おしゃれ!!!
紫って昔の日本では高貴な色だったじゃん…。こういう淡い紫って日本独特の色合いだな〜って勝手に思ってるんですけど、どうかな。
本自体は変形横長の見開きタイプ。高さがない分、デスクに置いても場所を取らなくて良いです。
そして小口染めされているので、どのページにどんな色が掲載されているのか一目瞭然です。小口を見ているだけで綺麗な色が出てる……。
配色パターンの本は色が命なだけあって紙が良い……。でも決して厚すぎないのでめくって眺めるのもストレスになりません。絶妙な紙の厚さ……。
見開き一面で「配色」と「言葉」が確認出来る
基本的に、見開き(2ページ分)に一つの単語が書かれていて、その単語についての解説文が簡単に記載されています。
一度開けばそのページで完結するので、作業がしやすい………ものすごく配慮されてる………。
これって本のデザイン考える上ではとても参考になるよね。限られたスペースでいかに情報を詰め込むか……分かりやすいと見やすいが両立しているし、気になった言葉や色は自分でもっと調べてみれば良いだけなので情報量もちょうど良い。
この本を手に取ってパラパラとめくってみたとき、思わず完璧だ………と呟いてしまうくらいには過不足の無さを考え抜かれた一つの作品だと思いました。
合間に掲載されている「配色コラム」がめっちゃタメになる
これ!!!!!!!!!!!!!!この「配色コラム」が本当にタメになる!!!!!!!
各章のまとめとして載っているページです。創作ネタでしかない。本当にこれを読んで欲しい。
このページの為だけに買っても損しない。和風創作されてる方なんかは特に!!!
こういううんちくは探そうと思ってもなかなか探すのが難しいです。インターネットで検索しようにも、トップページから順に追って読んでいくのは大変だし。本を探そうにも、一体どれから手をつけたら良いやら……。
この本の情報量は本当に驚きます。まずは書店などで実際に手を取って欲しい。そして読んでみてください。何卒!!!
創作ネタ探しは簡単なようで難しくて、でも楽しい
ネタ出しって大変なんですよねえ。
でも、創作だから日常のどんなことだって考えてみればネタになり得る。
そうなんだけど!そうなんだけど!!!という気持ちも大変良く分かります。
こういった資料集を手元に置いておくと、案外すんなりネタが落ちてくるかもしれません。
ネタ探し苦しい………!!!!!!よりは、楽しく出来ると良いですよね。
本当に!!!良いご本なので!!!ちょっと気分転換しに書店にでも行ってさ!!!手に取ってみて〜〜〜〜〜〜〜〜;;;
▼『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本[完全保存版]』
文字書きも配色パターン見ようぜ!という私からの提案でした。
それではまた〜〜!
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