9月は2回スケジュールを組んでやっているのですが、ようやく1回目が終了したので自分の振り返りも含めて簡単にレビューしていきます。
開催概要の振り返り
そもそもどんな企画だったの?という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に箇条書きでまとめます。
- 文字書きだけが参加する
- 参加資格は一人一つ作品を持ち込むこと
- 他人の作品を読んで真剣に読書感想文を書く
といった企画です。
ようは、普段感想をもらいづらい文字書きを救済したいがために主催した企画でした。
また、他人の作品を読んで真剣に読書感想文を書くなんて機会もないでしょうし、他人からそんな感想文を受け取る機会も決して多いことではないので、自分の作品を書いて終わりにならず自分のスキルアップに繋げて欲しいと考え開催しています。
企画概要について詳細を知りたい方は以下の記事をご確認ください。
1回目を終えた後の主催の所感
今回は1回目なこともあって縛りは少なく設定しましたが、当初私が指定していた以上の力作が揃いました。
参加者の方には自由に感想文を書いて欲しかったため、完全匿名性での環境を用意しています。
作品を書いたのも、感想文を書いたのも、主催である私にしか分かりません。
だからというか、皆さん普段の感想ではなかなか言わないような突っ込んだ所まで書いてくださったように思います。
また、感想文とは別に「もう少しこうしたら良いのでは?」や「私だったらこんな風にする」といったアイディアも合わせて募集し、提出された作品の幅が更に広がったようにも感じます。
作品と感想文を参加者内で共有したので、私自身も含め「他の人はこんなことを考えながら話を読むんだな」といった読者の視点に関する視野も広まったようにも思いました。
主催の立場で書いて良いかは悩む所ですが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。
私は主催として今回に限りお話と感想文のそれぞれに対してコメントをつけさせてもらいましたが、人が書いた感想文をまじまじと読むこともありませんでしたから勉強になることがたくさんありました。
参加者が多ければ多いほど私の稼働は増えますが、趣味だからこそ文章力をスキルアップしたいと思っていたり、自分の作品を客観的に見てくれる人の目が欲しいといった方にはぜひこの機会を利用して参加してもらいたいなと思いました。
よく、自分のような者が他人の作品にあれこれと意見するなんておこがましいみたいな声も目にするのですが、私はそう思いません。
だって、どんな意見であれ文字書きはとにかく飢えている。
自分が書いたものを読んで、他人がどんなことを感じたのか知りたがっています。
例え誤字脱字が多かったでも構いません。指摘を受けることによって、間違いなく励みにする書き手は多いはずですよ。
それから、本企画ではあえて感想文の書き方に制限を設けています。
「好き」とか「良かった」とかツイッターのリプで終わるような感想文は不可とさせていただきました。
他人の作品を読んで真剣に感想文を書くのってとっても難しいんですけど、人にはこう書いたけどじゃあ自分のはどうだったかな?っていうところにまで繋げて欲しいと考えています。
他人の自尊心を保つためだけの変な優しさを詰め込んだ感想文はツイッターで十分出来るので、他人のためという名目で書く感想文ですら自分の糧になったら良いなとも思います。
参加者からいただいた本企画に関する感想
企画の性質上、作品がどうだったとかどんな内容の感想文があったとかは一切公表出来ませんので、少しでも興味を持って参加してくださる方が増えたらと思い参加者の皆さんにご協力いただいて本企画に関する感想を教えていただきました。
以下は一部抜粋して掲載いたします。
” 人の文章を読んで感想を書くというのが、ただ読むのとは違った文章との向き合いかたができてよかったなと思います。何も考えずにただ文字列をなぞっていくのとは違い、体力をめちゃくちゃ使いますね。 また人が書いた感想を読むということで「こんな視点もあるだ」というのを見ることができて面白かったです。“
” ・自分の文の長所、短所が分かり新しい気づきを得ることができた。
・自分の文に少し自信が持て、今回の感想で得た学びを活かし表現や描写の向上を図りたいと思えた。“
” 今回は匿名ということで普段の相互さんなどではちょっと遠慮してしまうような、突っ込んだ感想を書くことが出来たので、それはそれで良かったと思います。“
「他の人が書いた感想文が丁寧で長かったから、自分の感想文を書く力も身につけたい」といったご意見など他にもたくさん感想をいただいたのですが、全体的に企画が面白かったと言っていただけたので今後も継続して開催していきたいと考えております。
以上で本企画に関する所感や振り返りは終わりですが、以下から今後のスケジュールについて記載いたします。
読書感想文大会スケジュールについて
当サイトのトップページにも掲載しておりますが、今後のスケジュールは以下の通りです。
9月分に関しては残り日もありませんが、既存作品でのご応募でも構いませんのでご検討いただければ幸いです。
9月2回目スケジュール (9/22 感想文提出、9/28 公開)
8/27(火) 〜 9/15(日) 18:00まで :「2回目の参加表明」と「読んで貰いたい話」を鴇雨らるへ連絡
9/16(月)中 :送っていただいたお話全てを参加者の方へ共有
9/22(日) 18:00まで : 「感想文の提出」締切
9/28(土) 午前中 : 参加者の感想文公開
10月に開催する本企画について
なお、10月分に関しては少し仕様を変更いたします。
具体的には、1人1作品の応募を必須事項から外します。
そのため、参加希望をされる場合は以下のいずれかを選んでご参加ください。
- 作品を応募し、感想文を書く
- 感想文を書くだけ
10月1回目スケジュール (10/13 感想文提出、10/19 公開)
9/16(月) 〜 10/6(日) 18:00まで :「1回目の参加表明」と(希望者は「読んで貰いたい話」)を鴇雨らるへ連絡
10/7(月)中 :送っていただいたお話全てを参加者の方へ共有
10/13(日) 18:00まで : 「感想文の提出」締切
10/19(土) 午前中 : 参加者の感想文公開
10月2回目スケジュール (10/27 感想文提出、11/2 公開)
9/16(月) 〜 10/20(日) 18:00まで :「2回目の参加表明」と(希望者は「読んで貰いたい話」)を鴇雨らるへ連絡
10/21(月)中 :送っていただいたお話全てを参加者の方へ共有
10/27(日) 18:00まで : 「感想文の提出」締切
11/2(土) 午前中 : 参加者の感想文公開
ご参加いただく際は以下の概要にお目通しいただきますようお願い申し上げます。
また、ご連絡いただく場合専用フォームをご利用ください。
本件に関する意見や質問はこの記事のコメントか、ツイッターまたは質問箱にてご連絡いただければと存じます。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
コメント