作ってきたものが増えてきたので、自分用のメモとしてもまとめてみました。
今後も作成したものは本記事にまとめていきます。
同人誌
A5サイズの本はもう何冊か作りましたが、手元に実物がある本のみ掲載しております。
A5サイズ
ジャンル:二次
- 表紙:キュリアスIRホワイト 206.5kg
- 本文:淡クリームキンマリ 70kg
- 表紙イラスト:みち様
「キュリアスIRホワイト」は全面にラメが散りばめられたように見える特殊紙です。
濃い色を乗せるとラメが見えづらくなるのですが、あえて乗せています。
白や肌色の部分だけが光っているように見えるので、肌の透明感を表現したり水際がキラキラして見えるような装丁にしています。
PP加工が出来ないので、折り目がつく部分(この本で言えば背表紙)は色を乗せていません。
濃い色を乗せるとトナー剥がれが起こる特殊紙ですが、3年くらい経ってもトナー剥がれや劣化部分は見られません。
A5サイズ
ジャンル:オリジナル
- 表紙:キュリアスIRパール 206.5kg
- 本文:淡クリームキンマリ 70kg
- 遊び紙:色上質中厚口 水
- 表紙イラスト:みち様
「キュリアスIRパール」は光に当たると虹色にも見える特殊紙です。とにかくキラキラして眩しいくらい。
繊細なイラストと特殊紙を生かしたかったので、あえてベタ塗りはしないでもらいました。
遊び紙の「色上質中厚口」は厚みがあるので本文が透けません。
しっかりした紙質で、どの印刷所でも豊富な色が用意されているように思います。
どの色を選んでも淡い感じの色が綺麗です。
新書サイズ
ジャンル:二次
- 表紙:マシュマロ 180kg
- 本文:書籍用紙グレー 65.5kg
- カバー:高透明フィルム200ミクロン(CMYKフルカラー+白印刷)
カバーを「高透明フィルム」にしたので、表紙にPP加工をしていません。
透明フィルムなのでせっかくなら透けさせる装丁にしたいと思い、カバーを窓のようなデザインにすることで表紙に印刷されたタイトルがカバーを掛けた状態で見えるようにしました。
本文の内容が少しダークだったのでデザイン全体と、本文用紙もグレーにすることで雰囲気を表現しています。
▼ デザインデータ
文庫サイズ
ジャンル:二次
- 表紙:アートポスト 180kg(ホログラムPP ハート加工)
- 本文:ライト書籍用紙クリーム 55kg
- カバー:コート紙 110kg(クリアPP加工)
- ノベルティカバー:コート紙 130kg(クリアPP加工)
- 表紙、カバー、ノベルティデザイン:ひつじの森の豚丼様
とにかくひたすら可愛いデザインを作っていただいたので、The同人文庫本のようなクリアPP加工のカバーを作りつつ、表紙はハートホログラムPP加工をしました。
本の内容がめちゃくちゃに明るくて可愛くて幸せな感じなので、可愛いを徹底的に貫きたかった装丁です。
文庫サイズ
ジャンル:二次
- 表紙:マシュマロ 180kg(マットPP加工)
- 本文:ライト書籍用紙クリーム 55kg
- カバー:トレーシングペーパー 41kg
中身はR-18だけどぱっと見では分からないおしゃれな本を作りたかったので、落ち着いた色合いの表紙をトレーシングペーパーでぼかすことでしっとりとした雰囲気を表現しました。
登場する女の子がとても可愛い子だったので、袖と背表紙にレースを置くことで控え目な可愛さも演出しています。
▼ デザインデータ
文庫サイズ
- 表紙:OKミューズラフィーネC 118kg うすもも
- 本文:ライト書籍用紙クリーム 55kg
- カバー:コート紙 110kg(クリアPP加工)
- カバーイラスト:あやヲ様
はっきりした色合いのキャラクターが全面に配置されたカバーイラストを描いていただいたので、表紙は特殊紙を生かしてタイトルロゴのみのデザインにしました。
シンプルな表紙にしたいと思った時に、ストライプのような凹凸がある「OKミューズラフィーネC」はベタ塗りがなくても紙自体に存在感があるためロゴのみのデザインでも十分締まると思いました。
紙全体にラメが散りばめられたような特殊紙なので、シンプルなデザインをしても物足りなさがありません。
PP加工が不可なので表紙だけだと少し不安な柔らかさですが、PP加工をしたカバーと合わせると厚みがちょうど良く感じます。
▼ デザインデータ
グッズ
クリアしおり
- 用紙:透明カード(0.188厚/白印刷あり)
- イラスト:あやヲ様
カラーカバー用に描いていただいたイラストを自分でしおり用にデザインしました。
透明カードのクリアしおりだったので白印刷部分はキャラ部分だけに置き、背景部分は透けるようなデザインを意識しました。
▼ デザインデータ
名刺
- 用紙:パチカ 200kg(加熱型押し)
「パチカ」は光にかざすと透けるように見える特殊紙なので、見え方が面白くなるようなデザインを意識しました。
また、お願いしたコスモテックさんが細かい線を忠実に再現してくれることを知っていたので、他の印刷所だったらこんなに細かい線では絶対やらないなと思いながらも、あえて強気な細かいデザインをしています。
名刺
ボツ案ですが、こういった花を使ったデザインが好きなのでよく作ります。
無料配布
無配は紙を出力するだけでは面白くなかったのと、分量がかなり多いものだったためQRコードを記載した名刺サイズカードを配布しています。
少し仄暗い話だったのと、コンセプトが「高嶺の花」だったので一輪の椿の写真を加工して暗い雰囲気を表現しています。
デザイン
表紙ではありませんが、本文に入れている目次などは自分で全て作成しています。
中表紙
表紙同様、シンプルな中表紙にしたかったのでロゴのみの中表紙です。
目次
4人のキャラの目次をどう見開きで配置するかで物凄く悩みましたが、どうにか上手く入れたとは思っています。
章扉
章扉に写真を使うことで、文章とのメリハリをつけたかった。
春夏秋冬がテーマでもあったので、該当の季節を彷彿とさせる写真を使っています。
目次
目次の項目が多くなかったのと、新書サイズの本で本文を二段組にしたので目次でも二段組の要素を生かしたかった。
作中に教本に見立てた章が出てくるため、堅苦しい雰囲気を目次でも表現しようとしました。
作成後は順次追加予定
まだまだ本を作る予定があるので、作成後は順次まとめていきます。
紙や装丁の参考としていただければ幸いです。
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